2次元のレントゲンでは確認できない血管や骨と歯の状況、未確認の病巣を確認することができます。外科処置をする際には、必須の検査です。また、3次元のデータ画像を元にインプラント治療のシミュレーション等も可能です。
従来の2D(平面)のレントゲン撮影では、神経・血管の走行位置や骨量(骨の幅・高さ)など顎の内部構造を立体的に見ることはできませんでしたが、歯科用コーンビームCTを使用することで、 3D(立体)の精密な情報を得られます。
それだけでなく、上顎洞(目の下・鼻の横の空洞)の形状や粘膜の状態、病巣の有無なども立体的に把握できます。
根管治療や、精密さが必要に必須の装置です。目視や拡大鏡では見落としてしまうような小さな病変も見逃さず、また健康な歯を余分に削ってしまうことがないようにしっかりと確認することが可能です。
歯科治療用に開発された電子顕微鏡がマイクロスコープです。
肉眼では確認しにくい細かな部分を2~24倍に拡大して見ることができます。
マイクロスコープを用いない場合、実際に見えない部分の治療は、経験と勘による手探りで行うしかありません。
しかしマイクロスコープを使用することで、治療部位を明るく照らし拡大視できるため、これまで見えなかった部分を確実に目で確認しながら治療ができるのです。
・根管治療(根の中の治療)は、マイクロスコープが最も必要とされる治療のひとつです。
・精密な虫歯治療
・審美歯科治療
審美歯科治療では、美しさとともに「生体に親和した機能」を得ることが必要となるため、あらゆる治療ステップにおいて、非常に高い精度が要求されます。
通常は技工士によって作成までに1週間以上かかるセラミックの白く美しい詰め物やかぶせ物が最短1日で完成します。患者様の口腔内の診断データを元にコンピューターがピッタリと合うようにセラミックを切り出します。
目に見えない口臭を測定しわかりやすく数値化します。データを元に原因を分析し、対策を行うことで口臭を大幅に改善可能です。口臭治療には欠かせないものです。
■大学病院などの口臭外来でも導入されている口臭測定器「オーラルクロマ」を使って、口臭の診断を行っております。
この装置は、口臭に含まれるガスの種類や濃度の違いにより、口臭ガスの成分を分析して要因を特定するものです。
各種ガスの濃度が数値で出るため、口臭の原因や有無、度合いが客観的に分かります。
当院では被ばく量の少ないレントゲンを採用しております。
放射線のことを気にされる方もいらっしゃると思いますが、デジタルレントゲンを採用することで従来の照射器に比べて放射線量を大幅にカット可能になりました。
実際には自然の放射線を浴びるのとほとんど変わりませんのでご安心ください。
位相差という特殊な光学システムを用いることで、細菌を無染色で生きたまま観察することが可能です。
通常、治療効果などが分かりづらい歯周病や口臭の原因菌がどのくら減少しているかをリアルタイムで目で見て確認可能です。
口腔内には500~700種類の細菌が生息していますがレントゲンには細菌は映りません。だからこそ細菌を発見することが出来る位相差顕微鏡検査はとても重要なのです。
口腔内に存在する細菌により除菌方法も変わってきますので 患者様にあった除菌方法で治療を行います。
歯周病治療を行ったとしても 全ての歯周病細菌をゼロにはできませんが、極力数減らすことが歯周病活動抑制、再発防止につながります。
もちろん痛みは全くありませんからご安心ください。
レーザーを使って歯ぐきの黒ずみや、むし歯を治療することが可能です。
レーザーは特定の物質、色にしか反応せず、周りの組織を傷つけることなく除去できるので、痛みもほとんどありません。歯周病や口内炎、麻酔が使えない妊婦さんや高血圧症の方にも安心して治療を受けていただけます。
レーザーは基本的に無麻酔・無痛ですが、症例によっては麻酔が少量必要だったり、多少痛みがある場合もあります。
また、副作用が少ないので、妊娠中の方や高血圧の方・心臓疾患の方・人工透析されている方などでも、ドクターの適切な診断と治療・指導のもとでレーザー治療を受けていただくことができます。
無刺激性の吸入麻酔薬である笑気ガス(亜酸化窒素)を使用することでリラックスした状態で治療を受けていただける「笑気吸入鎮静法」を導入。恐怖心の強い方や嘔吐反射の強い方などにも対応できますので、安心してお越しください。
治療後窒素が体内から出るまで数分間、酸素吸入することで意識は元に戻ります。
その後は体の機能はふだんと変わらず、仕事や車の運転もできます。
笑気吸入鎮静法は、お子様や体の弱い方、吐き気の強い方にも有効です。
当院ではスタッフ一同衛生管理に力を入れております。
料金を取ることができる部分ではありませんが、できる限りの衛生管理設備を備え、
常に高い意識をもって治療を行っております。
治療を行った後の器材は、患者様の血液や唾液が付着しているため、 適切な処理が行われなければ次にその器材を使用する患者様へ感染する危険があります。
※器材を手洗いで済ませている医院が多いのですが、洗いきれない器材内部に微量の菌などが残ると院内感染の原因となります。 患者様の治療をより安全に行なうため、海岸歯科室では最新の設備を整え、 院内感染予防に積極的に取り組んでいます。
当院のジェットウォッシャーは、消毒・滅菌の世界基準であるISOで「90度+5分間」という条件を クリアした、歯科治療で使用した器具の洗浄・すすぎ・消毒・乾燥を自動的に行う熱水消毒器です。
感染の原因となる血液や唾液などのたんぱく質の汚れを落とすだけでなく、95℃の熱水ですすぎを行うため、 高レベルな熱湯消毒を行います。高い水圧と徹底した温度管理による洗浄で、感染リスクを軽減します。
55℃以上の高温になると、感染の原因となる血液や唾液といったたんぱく質は凝固してしまいます。モリタのジェットウォッシャーは、たんぱく質が凝固しないように、まず冷水から予備洗浄をおこない、 高い水圧で確実にたんぱく質の汚れを落とします。 そして、最後のすすぎで水温を95℃まで上昇させて5分間の消毒を行います。
※多くの歯科医院では使用した器具を洗浄液・消毒液につけたり、超音波の洗浄機にかけたり、手洗いをして洗浄します。 その後に滅菌という工程をしていきます。 しかし、人の手で洗浄を行うため実は汚れが残っているということがありますが、ジェットウォッシャーを使う事で 洗浄だけでなく消毒・乾燥を全自動で安全に行い器具の表面だけでなく内部まで洗い流すことができます。
ジェットウォッシャーで洗浄消毒した器具を、次にこのクラスBオートクレーブで滅菌します。
高圧蒸気滅菌器におけるヨーロッパ基準を満たしており、多種多様な器具を滅菌できます。 機械内の空気を真空状態にして高温の飽和水蒸気を流し込むことで、治療器具の隅々まで水蒸気が 行き渡る仕組みになっています。 そのため、好気性(酸素の存在するところでで活発に活動する)の細菌までしっかりとムラなく滅菌できます。 より適切な滅菌を可能にし、患者様への細菌感染の危険性を大幅に減少させるなど、より安心して治療を 受けていただけます。
当院では、すべての治療器具において、クラスBに準拠したオートクレーブで滅菌を行ったあとに 患者さんに使用するあらゆる器具について、完全な滅菌を行っています。
昨今取りざたされているタービン(ハンドピース)は、必ず滅菌したものを使用していますので、ご安心下さい。
一つ一つ滅菌パックをして使用直前に開封し、患者さんお一人お一人治療ごとに器具交換を 行っております。
院内感染予防のために滅菌を行なうことは常識であり、滅菌に尽力していることをうたっている歯科医院が 増えているため、滅菌の重要性をご存じの方も多いかと思います。しかし、『滅菌』の正確な意味をご存じの方は少ないかもしれません。では、『殺菌』や『消毒』とはどのように違うのでしょうか。以下で簡単にご説明します。
滅菌 | 有害・無害にかかわらず対象物に存在している微生物を死滅させる(または除去する)ことで、菌を死滅させるには一番有効な方法です。 |
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殺菌 | 対象物に存在している微生物を死滅させることですが、1%殺して99%生きていても「殺菌した」と言えるため、有効性は保証されません。 |
消毒 | 対象物に存在している微生物を、その対象物を使用しても害のない程度まで死滅させることですが、必ず死滅させられる(または除去できる)というわけではありません。 |
歯科医院の滅菌では、高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)が広く使用されています。オートクレーブは、 上から(B)⇒(S)⇒(N)…とクラス分けされていますが、多くの一般歯科医院で導入されている オートクレーブはほとんどがクラス(N)です。 クラスBオートクレーブとは、ヨーロッパの基準EN13060に準じたオートクレーブのことを表します。 このEN13060とは「あらゆる種類の滅菌物(固形、包装、多孔性、中空のある物)を完全に滅菌できる」 ということを意味しております。
当たり前のことですが、使用する医療用グローブ(使い捨てゴム手袋)は、 患者さんごとに替えることはもちろん、手が汚れたらすぐに交換しています。
滅菌作業やオペ準備は完全滅菌されたグローブで準備を行います。
決して再利用することはいたしません。
大変なコストがかかりますが清潔な手で治療することは医療機関として最も大切なことだと考えています。
これをしっかりすることで高い院内感染の防止を実現できます。
センサー付きディスペンサーで手指の除菌が可能です。
また4カ所の噴出口よりミスト除菌もできます。
誤差が少ない温度検知システムカメラ付き。
院内は換気を行い、新鮮な空気が循環するよう対策をしております。
飛沫防止・感染症予防にアクリルパーテーションを設置。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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09:00~12:30 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |
14:30~19:00 | ● | ● | ● | ● | |||
09:00~13:00 | ● | ||||||
14:30~18:00 | ● | ||||||
14:00~17:00 | ● | ● |